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思い出はいつも綺麗

後世に残したい現場備忘録、時々感想

劇団朱雀FINAL@ぎふ葵劇場9日目

2/14 12:30~/17:30~

劇団朱雀幹部候補生もとい副座長こと山崎銀之丞さんがゲストでいらっしゃった日です。

(昼夜公演ですが色々と錯乱していて深夜~翌日に一気にまとめて呟いたものなので一括します)

 

この日の一部ミニショーでの太一さんは夜桜とか雪深深とか(一曲目の写真今見返してそれは恋では?と思ったのですが調べてもちょっとわかりませんでした)。友貴さんソロもおそらくこの日までに既出のもの。

 

銀ちゃんを迎えて送る外題は「兄弟鴉」

ざっくりなあらすじとしては日頃些細なことに勝負しながら二人旅をしているやくざものの兄貴分の半次郎(太一さん)と弟分の丁次郎(友貴さん)。そんな二人が旅から帰ってきたところ悪い親分が自分たちの土地を乗っ取っていたのでそれをとっちめるお話。兄弟の一家のお嬢さんであるお藤ちゃん(あゆみちゃん)を兄弟で取り合っているものの実は丁次郎とお藤は既に恋仲で…という流れ。

お話序盤、半次郎丁次郎の親分(銀之丞さん)は病に伏せっている。親分曰く土地を乗っ取っている悪い一家をやっつけたどちらか一方がこの一家の跡を継いだ上で娘=お藤と一緒になってくれ、と。

オチから書くと悪い親分を仕留めたのは半次郎兄貴だったのだが、お藤ちゃんと想い合っている弟の丁次郎は跡目を継がないことにはお嬢さんと一緒になれないためどうしてもその首譲ってくれと頭を下げる。しかし兄貴もずっと跡目を継ぐために生きてきたので譲るわけにはいかない、という展開に。

譲ってもらえないなら仕方ない、と弟は「兄貴を斬ってでも」とドスを抜いて命のやりとりの喧嘩へと発展。しかし応戦する兄貴に弟は負けてしまった。頭に血の昇った兄貴が「俺がブッタ斬ってやるから往生しろ!」と刀を構えた瞬間弟は「お嬢さん!」と叫んで手を合わせ祈る。その姿を見た兄貴は冷静になり、冷静になってしまい、「たった一人の可愛い弟を斬ることなんてできっこない」と跡目を譲ってやることになります。

その際に交わされた兄弟のやりとりが早乙女兄弟というパーソナリティを通すとまたぐっとくる台詞で。「跡目を継ぐということは自分の幸せだけじゃねぇお嬢さんを幸せにすればそれでいいってわけでもねぇ、一家のことも、この土地の人たちの幸せも考えなきゃならねぇ、その覚悟がお前にはあるのか」「ああ、その覚悟ならできてる」「ツラ上げろ。…なんだァ、久しぶりにオメェのツラを見たら、随分良い男になったじゃねぇか」というようなやりとりでした。

とあらすじは一旦ここまでにして可愛い話をします。幕が開いてすぐ兄貴が上手花道から、弟が下手花道から同時に出てきて「なんだァあいつ遅いな!」みたいなことをハモるのが登場シーンなんですけど昼も夜もバラバラで。夜に至っては、

半次郎太一「台詞バラッバラやないかー!」

丁次郎友貴「兄貴も台詞間違えただろ!?」といった口論が(笑)

そんな半次郎兄貴と弟分丁次郎は色んなことを競い合ってはいつも引き分け。登場シーンも一家までの道を足比べをしていたんですが同着(バラバラだけど)だったので「なんだよまた決着つかねぇよぉ!」なんてわちゃわちゃ。兄弟は問戸を前に「じゃあ今度はお嬢さんで勝負だ!」ということに。

半次郎太一「お嬢さん…(俺達が旅に出る)一年前は可愛かったよなぁ…」

丁次郎友貴「可愛かったなぁ…」

半次郎太一「きっと今は…ちょっときれいになってるよなぁ…」

丁次郎友貴「そうだなぁ…」

などなどニヤニヤしつつ勝負の内容は玄関口から二人で同時に入ってどっちが先にお嬢さんに名前を呼んでもらえるかというものに。二人で同時に狭い戸に突っ込んでいって案の定詰まりながら「せまいせまいせまい」とかやってる兄弟。夜はそのまま挟まりながらわちゃわちゃして太一さんが「はいっジャンガジャンガ〜」ってアン●ールズして友貴さんが乗っかった。

しかし出迎えてくれたお嬢さんを二人で呼ぶと「二人ともお帰り!」って一括りにされちゃってまた勝負は引き分けてしまいます。そのあともお嬢さんが持ってきてくれた座布団やお茶を「俺が先に貰った」と張り合ってる兄弟。

座布団のくだりは普通の大きさの座布団を兄貴が先に貰って、あとの弟は掌サイズのちっさい座布団を渡される。

半次郎太一「ププーwwお前のそれ仏壇の前の『チーン』の座布団だろww」(ほんとに『チーンの』って言った笑)

丁次郎友貴「(ちっさい座布団に座って)あったけぇ〜!ケツの穴があったけぇ〜!」

この座布団のくだり、昼は特に何もしてなかったと思うんですけど夜の弟はそのチーンのちっさい座布団もらってしばらく(;`・ω・)つ←こんな顔で座布団に手を何度もパッと翳しては座布団が大きくなったようなジェスチャーをしていたんですがもしかして友貴さん座布団を魔法をかけようとしていましたね?

半次郎太一さん「あら〜かわいそう〜あっ俺の座布団こんなに大きいからちょっと余ってるよ?いいよ?座る?」

丁次郎友貴「座んねェーよ!!!!!!!!」

お茶のくだりは弟が先に普通の湯呑、兄貴はお猪口を渡される。

半次郎太一「いいんだよ俺猫舌だからお猪口でちょうど良いんだよごちそうさまでした!!!」

丁次郎友貴「あ〜おいしい〜…ア〜〜おいしい〜〜〜」

半次郎太一「味わってんじゃねーーよ!!!!!!」

この辺おおまかに決められた段取りと台詞ではあるはずなんですがほぼほぼ早乙女兄弟がその場で繰り広げているアドリブ。ぎゃんぎゃんしてる二人が良い。

親分の銀ちゃんは脳溢血で倒れてしまったとのこと。娘であるお藤さんの手厚い看病で命をとりとめてここまで回復したらしいです。

半次郎太一「お嬢さん、どんな看病をしたんで?」

お藤あゆみ「ダンダンズバ体操よ」

半次郎太一「…っwwそれはまた随分…っww」←間違いに気付いてツボってる

お藤あゆみ「…(・ω・)?」

お藤あゆみ「…(´・ω・)なんだったかしら?」

(ここで銀ちゃんからか袖からか正解を教えてもらって、)

お藤あゆみ「ダンダンドゥビズバー体操よ!(`・ω・´)キリッ」

兄貴ズ「「wwwwwwww」」 

お藤あゆみ「ダンダンドゥビズバー体操とは、だんだん体の筋肉がドゥビズバーッとしていく体操よ。おとっつぁんは、ダンダンドゥビズバー体操をマスターしているの、今、おとっつぁんが二人に見せるわね」ということで銀ちゃんがダンダンドゥビズバー体操を踊ることになります。とても面白かったです。

※ダンダンドゥビズバー体操:妖怪●ォッチのED

親分が発作の引き付け?か何かを起こしてしまったときお藤ちゃんが「おとっつぁん!薬よ!」って木箱に入った小麦粉的な粉を銀ちゃんの顔面にSPARKING!!してそのあと何事もなかったかのようにしれっとしてるあゆちゃん、の図にもう笑っちゃって笑っちゃって立ち直れない兄貴二人の図(愉快)。夜のお薬は銀ちゃん曰く「昼の百分の一の量になってた」だそうです。

昼は薬ぶっかけたあとあまりの量の粉に銀ちゃんが再起不能になってしまったもんで「お嬢さん!親分に水を!」って太一さんが言ってあゆちゃんが袖に捌けてペットボトルのお茶持ってきて、「そ、それはなんですかお嬢さん…!」「…お〜いお茶よ!(`・ω・)」「そ、そうかぁ…wwそんな入れ物初めて見たぁ…」ともはや時代劇にペットボトル持ってくることへの突っ込みすらできないくらい面白がってる太一さんが面白かったです。

まだまだ他にもいっぱいありましたが大体銀ちゃんとあゆちゃんのゆるゆる面白劇場に兄貴二人が素で笑ってしまっているくだりが前半。

そのあと真面目に悪いヤクザに喧嘩で乗り込んでいって上記の通りシリアな展開へ。兄貴の情けで跡目もお嬢さんも弟のものに、そして兄貴はまた旅に出ることに。

一回しか聞けてないのでニュアンスですが旅に出る兄貴の「寂しくねぇ、と言ったら嘘になるな、今まではずっとそこにいる丁次郎といつも一緒の二人旅、それが一人旅になるってのは〜」という感じの大事な台詞のところで「ここに恋女房がいるじゃないか!」と急に飛び出してきたのがなおちゃん演じるお染さん。前の宿場で半次郎兄貴に助けられてから半次郎についていくと決めたと追いかけてきた、とのこと。

このお染さん昼はだいぶ出とちってしまい、下手花道で太一さんがしばらく台詞(寂しくねぇと言ったら~)を言うとこをほぼ全部遮って出てきちゃったもんだからキメるとこなのに太一さん爆笑。「俺はもう少しここで芝居がしたかったんですが…ww」と抗議すると「じゃあもう一回お頼み申します♪」と一旦捌けるなおちゃん(笑)。一旦捌けてやり直しても締まらないから「もういいよwwもう出てきなよww」となおちゃんを呼び戻す。その間上手側で気抜いてた丁次郎友貴さんがへらへらしてるのに気付いた半次郎太一さんの「オイ丁次郎おまえ何へらへら笑ってんだよぉ!これから一家の二代目になるんだぞ!ww」という叱咤もなおちゃんのせいで半笑いです。

丁次郎友貴「すみません兄貴…おれ…その姐さん(なおちゃん)を前にすると笑いが止まらなくて…ww」

お染なおちゃん「しゃんとしなさい!」(笑)

このあとの流れは「これまでは丁次郎と二人兄弟鴉だったが、これからはここにいる姐さんとおしどり道中、夫婦わらじを突っかけようぜ」といったような見得を切る流れに。しかしお昼はこの見得に鳴るはずの拍子木と音楽が鳴らない。そこで半次郎はお染さんの手を取って去っていくはずなのになおちゃんが手出してなくて「お前手ェ出せよぉ!」とかダメ出しする太一さん。そんなくだりがお昼にあったもんだから夜はなおちゃんが間違えなかっただけで面白かったらしい太一さん、「恋女房がいるじゃないか!」ってなおちゃんが出てきてすぐ「姐さん夜はバッチリのタイミングで出てきましたね…!ww」と笑いそれを受けたなおちゃんもくるっと回るという可愛いお二人でした。

夜は夜で太一さんが丁次郎を丁五郎って呼んじゃって「すまねぇ名前が覚えられねぇ…」とか友貴さんに謝ったりするようなくだりも何度かあったり。

笑いありシリアスありでかわいそうな半次郎も恋女房に出会えてさみしくないよっていう救いのあるオチと兄弟尊いの良いお外題でした。しかしなおちゃんのせい(笑)のくだり以外のちゃんと言えてた台詞も昼夜で結構変わっていて。意味は同じなので問題ないんですけど昼のときは「良い男になった」で夜は「良い顔になった」になってました。個人的に昼のほうが好き。

この外題はむかし朱雀と橘菊太郎劇団との合同公演で太一さんが弟分丁次郎、大ちゃんこと橘大五郎さんが半次郎でやっていたものだったとか。朱雀単独でやるのは初めてのことで、この前のツアーで九州行ったとき橘に遊びに行って台詞教えてもらってきたそうな。

これは私感ですがこの岐阜の期間を見てるだけでも太一さんはお芝居の中で自分の気持ちを伝える人なんだなぁというのを感じていたので、この解散公演中に兄弟鴉という外題をゆっくんとやるっていうことの意味の重さがすごくすごく沁みました。

 

そんな余韻の中での三部はしあっわせ~♪な銀ちゃんゲストによるシャナナ(曲順的に太一さんは出られないためいつもの太一さんポジは僚くんが担当)だったりキン男だったり太一立ちソロひとり旅リンゴ追分入りだったり座長のソロがHOMEでボロボロ泣いたり(わたしが)。シャナナは太一さんポジが僚くんだったからこそソロスタンバイ中の太一さんが影マイクしてて、

しあわせ〜♪\ぎんちゃんぎんちゃん!/

きょねんは〜♪\ぎんちゃんぎんちゃん!/って入ってきてすごい可愛かったです

 

ちなみに兄弟鴉はWOWOWドキュメントでちらっと映るやつです。アレは別日なのでおとっつぁんが座長なバージョン。こっちも見たかった…親子漫才…。